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THINKING ABOUT “COCKTAIL” by Taste AND Sense Vol.1
こんばんは。
サブ店長の橘です。
遂にクローゼットに眠っていた厚手のアウターを引っ張り出しました。
例年より暖かい気もしますが、やはり朝晩は冷え込みますね。
Taste AND Senseスタッフの間では加湿器付き空気清浄機(言いにくい)が大流行しています。
体調を崩しやすくなるこのシーズン… 皆様も体調管理にお気をつけください!
さてさて、前回のブログでパーティプランを改めてご紹介したのですが、おかげさまで貸切のご予約が沢山入っております。嬉しい限りです。
たくさんのお客様が美味しいお食事やお酒で満足していただけるように精一杯努めますね!
今更ですが僕はTaste AND Senseのサブ店長であり、バーメニュー監修も担当しております。
より多くの方が”ドリンク”というメニューからTaste AND Senseを楽しんでいただければ…
僕の使命はそんな想いをメニューに落とし込むことなのでしょう。
バーテンダーとして、僕の独自な理論も入ってはいますが、「お酒」について語らせていただく機会を作ろうかと思い立ちまして、本日よりブログにて連載を始めます。
お時間がある時、目を通してくださると嬉しいです。
「THINKING ABOUT “COCKTAIL” by Taste AND Sense」
第一回「All Day Cocktail」
みなさんはレストラン、居酒屋、バーなどで最初に頼む「一杯目」は決まっていますか?
「とりあえず生ビール」という方も多いでしょうし、ビールが飲めなくて焼酎やカクテルといった方もいることでしょう。(僕は基本的に焼酎のお茶割り)
おそらく皆さんがよく目にするであろうベーシックなカクテルに「ジントニック」というものがありますね。
僕が今までに一番多く作ったカクテルかもしれません。
おそらくたくさんある飲食店のカクテルメニューの中で、一番上に表記されていることが多いと思います。
場所や時間を選ばない「オール デイ カクテル」と言われるこのカクテル。
ベースとなる「ジン」はもともと「薬」として効果を期待されて作られた蒸留酒で、特徴的な味は「ジュニパーベリー(ねずの実)」や、各種ハーブを用いて作られたものです。
そういえばジュニパーベリーはキッチン宮城(雨男)が特製ハムを仕込む時にも使っていました。
ジュニパーベリーを単体で食べると「あ!確かにジンの味する!」と当たり前の感想が出てきます。
「ジュニパーベリー」のお酒「ジュネバ」としてオランダで生まれ、イギリスでとてつもなく流行した18世紀以降、「ジン」と呼ばれ定着しています。
様々な銘柄によってジンの味はもちろん異なっていて、「◯◯を使ってジントニックを…」なんて指定してオーダーするのもなかなか”通”な感じがしますね。
最近は「クラフトジン」なんてより個性的なものも流行っていて、結構盛り上がってます、ジン。
ジントニックはジンをトニックウォーターで割ってライムを効かせたとてもシンプルなカクテル。
カクテルにおける「TPO」を考えるとすれば、間違いなくどんなシチュエーションにも適応できるものです。
材料も制作過程もシンプルであり、誰もが知っているこのカクテルを「美味しく提供する。」ことを僕は心がけていきたいと思っているんです。
氷は美味しいものを使って、フレッシュなライムを絞って、炭酸が抜けないようにスピーディーに繊細に混ぜ合わせる… 要点はザックリ言うとこれぐらいなのですが。
「誰が作っても同じだ」と思われたくないのはシンプルでベーシックなもの。
そこでバーテンダーとしての力量を見られている… ぐらいの気持ちで毎日カクテルを作っていきたいです。
皆さんのテーブルに届ける「一杯目」。そこから素敵なお食事、仲間との楽しい会話、新たな出会いを広げていけたら… そんな風に思います。
そんな訳で第一回のお話は「簡単そうなカクテルでも魂を込めて作ってます!」というストイックな内容でした。
それでは第二回でまたお会いしましょう。
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November 20, 2015, 8:55 PM
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